以前のブログでも書いたが、ベトナムでは携帯電話店が町中いたるところにあり、NOKIA、MOTOROLA、SAMSUNGの機種専門店、すべての携帯を売っている大型店も、雨後の「たけのこ」のように出来ている。
あるホーチミンの大型店に入ってみると、平日の午後にもかかわらず、ひっきりなしに携帯電話を買いに顧客が来ている。
最近は、メガピクセルのカメラ、オーディオプレイヤー、miniSDなどのメモリーカード付きが当たり前で、高いものだと、10,000,000ベトナムドン(約7万円)以上もする高額機種もあり、日本では考えられないプライシングである。
<参考:ベトナム大手FPTmobileのサイト>
また、ベトナム人は新しい物好きなため、最新機種を買い換える。ベトナム企業の訪問の際にも、経営者をはじめ、エンジニアや担当者の中の誰かは、携帯を買い換えているということもよくある。
かなり携帯電話は売れているのである。
それを裏付けるニュースが、Tuoi Tre紙(8/26)にあった。
「市場調査のGFKベトナム社(ドイツ・GFKグループ)は、ベトナムの小売市場における製品売れ行き調査の結果を発表した。それによると、前年(2005年)比伸び率が最も高いのは携帯電話の40.3%(売上高8億7,650万USD)で、次いでハイテク製品の33.2%(同4億4,070万USD)、家庭電気製品(エアコン・洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・その他)の20.1%(同6億3,640万USD)となっている。」
やはり、というか予想以上の伸び率である。市場も既に1000億円を超えている。
所得が増え、ますます豊かになっていくベトナムでは、この市場はまだまだ伸びると予想できる。
これだけ高位機種が増えると、次は音楽やビデオなどのコンテンツ市場も伸びる可能性が充分に見込めると私は思う。