先のハノイ工科大学(HUT)は、ベトナムITビジネスに関わる方なら誰もが知っている上位校であるが、それよりも高い上位校として、ハノイ貿易大学(FTU)がある。このFTUには、ITセンターがあるということで訪問をした。
今回、このハノイ貿易大学(FTU)では、日本語学部長との懇談、教室での授業参観のほか、 ITセンターのマネージャーとも話をした。
Tセンターでは、FTU内の学校情報システムを企画、運営、管理をしており、学生にはすべてIDを提供し、シラバス、カリキュラム、学校情報など、生徒はもちろん、教員、その他FTUに関わる人達がポータルとして利用している。またこのシステムを活用した学生向けのテストも行っており、かなりの活用がされているようだ。
ITセンターでは、ITを専攻する学生も開発にも携わっているようで、意外にもITエンジニアが存在していることがわかった。ただこれらの学生の多くは英語を専攻しているということで、日本語対応は難しい。
一方最近日本でも英語の対応力のあるベトナム人エンジニアの活用を検討されている企業もあるので、そういう企業には良い候補者がいるのではないかと思った。
ちなみに日本語学部は8割が女性ということで、これまで私が出会った同大学出身の経営者はほとんどが男性であったため、かなり稀有な存在だと改めて知った。