ベトナム人エンジニアの日本語教育をハノイで実践しているが、日本語教育の最後の卒業試験でもある日本語によるプレゼンテーションが先週行われた。
今回で3回目になる。
第3期は6名。今回も3グループに分かれ、それぞれが日本に関するテーマを決め、調べ、プレゼンテーションをする。
最初のグループ(タン、トゥアン)は空手道と相撲について。
タンは空手道について。
ベトナムでも空手をはじめ、剣道、柔道、合気道などの武術は人気なようでタン自身も学んだことがあるそうだ。
またトゥアンは相撲について。
日本の有名なスポーツであるのに、現在の横綱が2人とも日本人でないのがとても不思議らしい。また、力士の奥さんは綺麗でうらやましいという発言があり、おもしろかった。
次のグループ(ホアン、ロアン)は日本とベトナムの正月について。
ベトナムのテトと日本の正月の過ごし方と、おせち料理のそれぞれの名前とその意味を説明していた。難しい単語も多いが、よく準備し練習の努力がうかがえる内容であった。
最後のグループ(ミン、アイン)は地震について。
地震が起こるメカニズムや世界の地震について話していた。
また、ベトナムには地震がほとんどないので地震対策について話をし、最後には日本に行った際には気をつけるよう、注意をうながしていた。
今回はすでに日本語教育が終了し、日本への入国を控えてる第2期生も参加し、質疑応答を行ったが、日本への興味から質問が飛び交い、とても話がはずんでいた。
第2期生は半年間の、第3期生は3ヶ月間の日本語教育の成果がよく見られ、大変有意義な時間であった。
彼らの日本語能力の向上は、私達も想像以上(ほとんど日本語を勉強した経験がない)に上達している。
彼らの日本での勤務に対する意欲の高さが、日本語習得を早くさせるモチベーションにつながっていることは間違いないと改めて感じた。