よくベトナムの人と世間話をする際に、「○○は健康にいいよ」とか「最近運動を始めた」なんてことをよく耳にする。
体調が優れない時はアドバイスを聞くようにしているが、誰もが色々とアドバイスをくれる。
親切なことで知られるベトナム人、実は健康オタクでもあるようだ。
ベトナム人の消費行動に関する調査(Taylor Nelson Sofres提供)によると、
「ベトナム人の生活に影響を与える10の消費傾向で、最も明確な傾向は『健康志向』で、商品などを選択する際の優先順位が最も高い」
らしい。
確かに私も最近はモノを買うとき原材料や着色料などの含有材料を見るが、ベトナムの人たちは、何を買うにしても微細にチェックする。
スーパーマーケットで物を買うときも、しっかりとチェックをしてから買い物カゴに商品を入れる。
今までは「不良品」のチェックかと思っていた(多分にその傾向が見られる)が、実は材料などもチェックしていたのだと、少々関心した。
またこの調査では「ファッション及び美容」も重視傾向にある。
住居費や食費などの「生活費」という項目は見当たらない。
ある友人が言っていた。
「日本人は“生活のため”に働いているが、ベトナム人は“贅沢をするため”に働く」
なるほど、贅沢をするために働くベトナム人には、やはりインセンティブ制の給与体系が適切なのだ、と理解した。