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【報告】新型コロナウィルスの帰国禁止によるベトナム帰国困難者が14,000名!

新型コロナ感染症阻止に伴い、各国は海外在住の自国民の帰国を禁止しております。あまり報道されていませんが、その中でもベトナム人の帰国困難者は大使館への登録者だけで14,000人に上っており、弊社の受入を支援しているインターンシップ生が、まだ25名も帰国できずに日本で待機しています。

なかなか帰国が許可されない状況が続いているので、この状況に関して、実際どうなっているのかを確認しました。

 

ベトナム政府は、現時点で海外在住者の入国を拒否し続けております。

先の5月1日のブログにも記載しましたが、早期帰国を促進できる唯一の方法として、在ベトナム日本大使館のWebsiteにて、帰国困難申請フォームを記載し、パスポートと一緒に登録することです。

この登録は既に弊社でサポートしたインターン生は全員実施しましたが、一行に帰国許可が出ません。

また、情報では5月10日時点で、日本国内には、留学生や短期滞在者含め、約1万4,000人の帰国困難者がおり、まだ増加している状況です。

 

そこで、どのような優先順位を付けて帰国を許可しているのかを確認したところ、  帰国困難者は、下記の手順及び優先順位で帰国許可を得るということでした。


<手順>
1. 帰国困難申請
2. ベトナム大使館全権特命大使の承認
3. ベトナム外務大臣の承認
4. 帰国後の隔離先の指定
5. ベトナム首相の承認
6. 帰国後、14日間の隔離

7. 帰宅

<優先順位>
1. 治療中の疾病者(待機中:500人)
2. 妊婦及び子供(待機中:500人)
3. 外務関係者
4. 一般

 

課題は、14日間の隔離先の確保です。


また困ったことにベトナムには、日本以外にも、アメリカ、カナダ、フランス、ロシア、スペインなど感染者数が多い国に滞在しているベトナム人も多いため、これら感染者数が多い国には、優先的に入国を認め、チャーター便を出すという状況(写真参照)です。

 

ということで、日本は相対的に感染者数が少なく、妊娠していない、病気もしていない一般の帰国困難者は、優先順位が最下位となり、5月中の帰国は難しい状況です。

 

現時点では、残念ですがベトナム政府が日本からの帰国を全面的に許可を出す状況になることを待つしか無さそうです。