4月より、ベトナムでのオフショア開発を行うために、弊社より2名のエンジニアの受け入れを開始したお客様に、先週末、訪問してきました。
この受け入れ企業様は、愛知県に本社がある工作機械メーカーで、従業員数も2000人程度、米国法人などの海外拠点をお持ちの、私にとっては大手企業様です。最寄駅からタクシーに乗り、社名を言えば誰もが知っているというような地元でも有名な企業です。
あるお客様よりご紹介いただき、昨年末頃にベトナムでのオフショア開発をどうすればうまく進むか、についての提案をさせていただきました。
今まで中国、インドでのオフショア開発実績もあり、外国人技術者を受け入れてきておられましたが、なかなか思うように実績がだせないという悩みをお持ちでした。
私の提案の骨子は、日本側にオフショア開発をするための体制作りを行い、日本側、ベトナム側でのコミュニケーション体制を有効に機能させることが大きな流れでした。
この最初の体制作りの中に、ハード系、ソフト系のベトナム人ブリッジエンジニア候補者を2名配置するのが最初の一歩で、この4月から開始いただきました。
ベトナム人2名は共に日本在住歴3年程度で、コミュニケーションは問題なく、ある程度の専門的な知識も持っており、私としては非常に期待しているプロジェクトです。
在籍してからまだ2週間程度で、何とも判断しづらい状況ではありますが、受け入れ責任者の方からは、
「よくコミュニケーションもとるし、わからないことも率直に聞いてくるし、毎朝挨拶もするので溶け込んでいる」
と仰っていただき、期待に添えられる人材との評価をいただきました。
職場にも伺いましたが、非常に広い職場で、150-200人の技術者の中に、彼らが溶け込んでいる様を拝見できました。
その後、このベトナム人エンジニア2名の自宅(弊社の借り上げ社宅)に訪問し、暮らしぶりを確認。近くの居酒屋に行って、状況のフィードバックや注意点、疑問や不安点を聞き出しながら、食事をしました。
2名とも非常にモチベーションが高く、趣旨や目的、役割に関する理解を確認できたことは、何度やっても、うれしいです。
彼らの活躍ぶりが、この企業の成長の一助になるだけでなく、ベトナム人ブリッジエンジニア候補者に対して希望と勇気を与えてくれることを望んでいます。