世界第2位のバイク所有国であるベトナム。最近出張するたびにバイクの増加、それに伴う渋滞の増加に困るのであるが、よくバイクを見てみると、細かな部分で個性を出そうとしているユーザーが見て取れる。
例えば、ミラー。純正だと大きくて駐輪する際にじゃまだったり、渋滞ですり抜ける際に接触したりするので、小ぶりな、どちらかというとミラーの機能性を極限に下げた飾りのようなものをつけている女性ユーザーが多かったりする。
このバイクのカスタムパーツ市場、やはり結構増加しているようだ。
Sai Gon Tiep Thi誌によると、
「商工業省によると、毎年平均でおよそ200万台のバイクが新たに流通している。その半数が最も安い2万ドン(約1.2ドル)のカスタムパーツを使うとすれば、市場価値は毎年200億ドン(約118万ドル)になる。一方各店舗によれば、新しいバイクには最低20万ドン(約12ドル)のパーツがつけられ、市場規模は年間4,000億ドン(約2,400万ドル)に達する。」
とある。
現在市場では、樹脂製のパーツよりもステンレス製のパーツの方が人気のようで、メーター、ラジエーター、サイドフラップ、リムなどを変えるケースが目立つらしい。
ステンレス製の人気の原因は、樹脂製よりも豪華に、丈夫に見えることらしい。
また「タイ、マレーシア、日本などからの輸入品と広告されているが、関係者によるとほとんどが、BinhChanh県、Thu Duc区、8区などの小規模施設で生産され、その後5区Tan Thanh市場に持ち込まれる。」とある。
これから、まだまだ伸びる市場。
日本のパーツメーカーさん、日本のみでなく、ベトナムにも注目してみてはいかがだろうか。