12月上旬、出張でホーチミンに行った際、ホーチミン市内、Tran Hung Dao通りの気になる店に行ってみた。
電化製品の店で、店頭にはキャンペーンGALやら、懸賞などが飾ってあり、個人的にはビックカメラと言っていた店。
確か開店は1年ほど前。タクシーでよく前を通っていたが、開店当初は黒山の人だかりだった。
そろそろ客数は落ち着いて来ているかと思いきや、ベトナムの景気上昇も影響してか、相変わらず人が絶えない状況。
ベトナムで使っている携帯電話を買い換えようと思っていたため、ちょうどいい機会だということで、はじめて入店。
4階か5階建てで、フロアごとに商品が並ぶ。最初は物珍しさもあり、エレベータで4階まで上がる。2階は白物家電。3階はワイド液晶TVなどのAV関係。店員は、みんな制服を着ており、まさにビッグカメラというか、ヨドバシというか、ヤマダ電機。
ヤマダ電機みたいに店員がすべて端末を持ってはいないが、接客スタイルは日本と一緒。機能説明を懇切丁寧に行っているようである。
で、今回の目的である携帯電話売り場は1階。
日本と違い、ベトナムではキャリアごとではなく、端末メーカーごとに売り場が形成。Nokia、Motorola、Samsung、SonyErricson、LGなど、各メーカごとにディスプレイもされている。
普通の携帯ショップとは違い、ここはFix Price、つまり固定価格。
価格交渉を必要とせず、かつ安いということで、売り場のショーウインドウには人が群がって品定めをしている。固定価格であるため、外国人(私もそうだが)も2-3割いる。
人気があるのはやはりNokia。またNokia端末を買っているベトナム人は、見た目少し富裕層。実際、Nシリーズなど500USD以上のスマートフォンを買っている人が多い。
私は当初Nokia端末を買うつもりでいたが、Motorolaの機種で見たこと無
い端末があったので、売り場の店員に確認。結構英語も話し、意思疎通もそこそこできた。
機能的にはNokiaなのであるが、どうもデザインと最低限必要とするの機能があり、価格面でも店員にPushされ、結局Motorolaに決定。
512MBのマイクロSDがサービスで、このSDにmusicと待ち受けの無料ダウンロードサービスを受ける。
なんと保証期間は5年と日本以上に長い。
この辺が定価販売でも勝てる一要素なのかもしれない。
結果として、やはりベトナム人でも、品ぞろえが多く、保証もしっかりしていて、安心して買える店を好むのだと、改めてベトナム人の購買行動を理解した。
既に高島屋さんがホーチミンに進出することは報道されているが、今後ヨーカドーやAeonなどの大手流通業をはじめ、専門店の進出も増えてもおかしくないと思えた。
まさに今がチャンスかもしれない。