ここのところ、新規で立ち上げたIT企業が増加していることは、肌で感じられるほど多い。特に弊社のホームページを通じて、お問い合わせいただくベトナム企業もここのところ増えている。
「日本企業との取引を進めたい」という内容がほとんどであるが、たまに「以前は○社にいましたが、起業したので」というような内容もあったりする。
確かに2000年の会社法制定以来、新規開業が非常に増えているが、私の想像を超える増加をしているらしい。
Sai Gon Giai Phong紙(10月16日)によると、
「ホーチミン市郵政通信局によると、年初9カ月に同市では881社のIT企業が新規設立登録され、登録投資総額は1兆5,880億ドン(約9,925万ドル)に上る。ここには外資企業14社(登録投資総額1,140万ドル)が含まれる。現在同市のIT企業は5,935社、登録投資総額は15兆9,890億ドン(約9億9,930万ドル)。」
とある。
この9ヶ月で、ホーチミン市だけで881社!外資を除くと、867社!
1ヶ月平均で、約100社も増えている。
しかしながら、増加の反面、廃業に追い込まれるというケースも多いようで、競争が非常に熾烈になっているということも付け加えておきたい。
特にエンジニアの雇用については、IT産業にとって死活問題であるため、現地法人立ち上げを検討されている企業には、少々厄介な問題である。