ベトナムとのオフショア開発、いつも納品の際に問題になるのが、関税の問題。
「関税はいくらぐらい払うのか」
とクライアントに聞かれる度に
「実は決まっていないんです」
と、少々苦虫をかむように伝えているのが現状であった。
国際会計事務所や、専門家などに確認するものの
「払ったと聞いた事が無い」
「申告する必要が無い」
など、どちらかといえば「黙っておけば大丈夫」みたいな、グレーな回答がほとんどであった。
そんな折、このすっきりしない関税に関しての回答が得られた。
Thoi Bao Kinh Te Viet Nam紙(7/11付)によると、
「ソフトウエアにはまだHSコード及び関税率コードがない」
「インターネット経由で輸出入されるソフトウエアには税関の検査がない」
という点で、税関はソフトウエアを加工しインターネット経由で輸出する各企業に対し、税関手続きを要求しないと決定。
つまりネット経由で行えば、確かにわからないし、取り締まるのも大変である。
一方、盛り上がりを見せているベトナムIT産業においても、申告が必要となれば国際競争力も低下する。
いずれにせよ、グレーが白に変わったことはうれしい限りである。