ホーチミンに久々に出張した。
ホーチミンには4ヶ月ほど行ってなかったので、いつものなじみのホテルでも、
Long Time No See!なんて言われ、一応は覚えていてくれていた。
年末の忙しさの最中であったので、ベトナム企業にはかなり迷惑ではないかと恐縮していたが、
意外とアポイントもすんなりと取れていたので、一応に快い年末の挨拶となった。
オフショア開発企業を計6社訪問したが、各社それぞれ状況が異なっていた。
欧米企業をメインに取引している企業は、かなりの落ち込みを強いられているようで、4月以降の業務が見えないという会社もあった。
一方、日本企業をメインに取引している企業でも、小案件をメインに、顧客分散させている企業は、大きな影響はないようだが、メイン企業のシェアが大きいところは、やはり影響がでている模様。
「今回リストラで1フロアをなくしました」
なんていうかなりシビアの状況の企業もあり、悲喜交々といった様相。
落ち込んでいる経営者が質問してくる内容としては、
「他のオフショア会社もうちと一緒か」
「日本からの発注状況は悪いか」
「リストラしている企業はどれぐらいあるのか」
など、どうもネガティブな質問が多い。
最近私は、マスコミの不景気盛り上げ情報は目にしないように努力していたが、ベトナムに来ても、リアルに遭遇してしまった。
ただ、ベトナム経済は今までが異常に良すぎたんだということを、改めて分かったのだろうと解釈している。
これからが本当の意味で、ビジネスチャンスを得られるのかもしれない。