女性の日:ハノイ出張4日目

ベトナムの朝は早い。

まだ真っ暗な5時ごろから、多くの人は散歩に出かけたり、公園や道端で体操をしたり

、バトミントンをしたり、日本では考えられないほど人が出ている。

 

また、朝市もやっていて、いつもは普通の住宅街ではあるが、朝ともなると市場に変わる。その日取れた新鮮な野菜や肉類を格安で提供してくれている。

 

 そんな中、朝6:30にルアン氏と家の近所の水餃子屋に朝食を食べに行った。

水餃子といっても、中華のものとは赴が異なり、米でできた麺と豆類の刻んだものを、これまた米でできた湯葉みたいなものでくるんで、たれをつけて食べるというもの。

あっさりとしていて意外とうまい。1皿6000VND(約45円)。

 

帰りがけにルアン氏が野菜を買って帰るということで、帰り道に売り子のおばさんを探すが、いない。目立つのは「花屋」さん。

 

「いつもは結構いるのに、今日はいない」らしい。

 

家に戻り仕事の支度をする。

8:00からベトナム企業の経営者とミーティングをオフィスですることになっていたため、7:30に彼が迎えに来てくれた。

 

オフィスへの道すがら、「今日は女性の日なんです」と彼。

 

「だから今日は道端に一杯花屋ができているんだ」と納得。

売り子のおばさんもいない訳だ。

 

ベトナムでは年2回女性の日(10月と3月)があり、日ごろの感謝を込めて花をあげるのである。

で、8:00にオフィスでミーティング、11:00にIT会社社長と面談、13:30に新規のIT企業の視察と業務は淡々とこなす。

業務が終わり、弊社スタッフ女性2名に花束を買って帰る。

 

何とか面目もつぶれずに済み、空港に向かう。

ホーチミン行きの飛行機で、ホーチミンに到着。

そしてホテルに到着。1日が終了。

「即席の花屋さんは、普段何をやっている人たちなんだろう?」と考えつつ床に就く。