以前から、ベトナムオフショア開発を検討されている方や、ベトナムのことについて教えて欲しいとおっしゃる方に、最初に伝えることとして、
「人口は世界で13番目」
というフレーズがある。
これは私のベトナムでの兄貴分である方から教えていただいたフレーズ。
このフレーズを知ってからは、必ずベトナムの紹介をする際にお伝えするのであるが、必ず
「へぇ?、結構人口多いんですね」
と、トリビア風に驚いてくれる。
最近は下調べをしている方も多いので、驚く率は少々下がっているが、
「世界第13番目」というフレーズには、トリビア的な感嘆を覚えていただいている。
さて、この人口だが、正式な情報が入った。
Tuoi Tre紙(8/21付)に、
「『2006世界人口統計』(米国ポピュレーション・レファレンス・ビューロー)によると、ベトナムの人口は今年半ば時点で8,470万人。東南アジア地域ではインドネシア(2億2,550万人)、フィリピン(8,630万人)に次いで3番目の多さだった。」
とある。そろそろフィリピンを抜く準備段階に入ったと見える。
少子高齢化が急速に進む日本は、これから人口減少社会に突入する。
『「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム 』(著者:松谷 明彦氏)を一昨年に読んだが、
「人口が減少する国家が成長を持続させることは物理的に無理」
というような記述があり、このフレーズには「お先真っ暗」という意味が込められてると落胆したものである。
そういう意味でも、人口が増える=成長するというイメージが頭に残るのである。
あぁ、うらやましい・・・。
ちなみに、寿命に関しても記述があった。
「寿命は72歳でタイ(71歳)、フィリピン(70歳)を上回った」
日本に比べると短いが、むしろ個人的には、これからの少子高齢化社会の到来を考えると、70歳ぐらいがいいのかなぁと思う。