Japan-Vitenam festival(ハノイ4日目)

日越文化交流、経済交流の一環で8月20日より「Japan-Vietnamフェスティバル」が開催されている。

 

今回、このイベントの「経済シンポジウム」に参加した。

 朝は事務所に行って、ミーティングと事務処理を行い、会場である国際会議センター(通称ICC)に向かう。

さすがに日本人が多く、今回視察で興しになった日本の方々のバスが並んでいる。

 

 会場に入ると、顔見知りの方々がそこらじゅうにいらっしゃる。

日系企業経営者、駐在員の方々、日本政府機関の方々、もちろん一番多いのはベトナム企業の方々。

さすがに日越のイベントであるためか、世間の狭さを感じた。

 

 そして会う人会う人と挨拶や雑談をしつつ、セミナー会場へ向かう。

 

セミナーでは、ベトナムIT企業経営者や日系企業の方が、ベトナムでのオフショア開発の状況を講演されており、会場にお越しになった日本企業の方々にとっては、有意義な情報を収集をされたように思う。

 

 

 今回突然の出会いがあった。

 

途中休憩時間があり、会場外のロビーに行き、また談笑していたところ、

「タケダ?」

という声。声の主に目を向けると、前職の会社の同期のK氏。

「何やっているの」と無意味な返事をしつつ、お互いの今回の参加の理由やら、ベトナムITビジネスの状況など、彼の質問に答える。

 

K氏はモバイルコンテンツのビジネスを長くやっている経営者。

今回はベトナムのオフショア開発の可能性について、情報収集に来たとのことであった。

長くは話せなかったため、帰国後日本で会うことを約束。

 

肝心のセミナーであるが、日系企業のベトナム進出、ベトナム企業の日本とのオフショア開発の可能性と課題について、など非常に具体的な内容に関する講演と、日越企業経営者によるパネルディスカッションがあり、ベトナムのIT産業について多少は知っている私でも、面白い意見や情報が結構あった。

 

終了後は、一度事務所に戻り、レセプションに参加。

生憎帰宅時間に重なったため、大渋滞にはまり終了間際に到着。

幸いにも先の同期のK氏、またイベント運営の方々にもお会いでき、事なきを得る。

 

今回のイベントでの日本企業の視察の方々の意見を拝聴し、日本のベトナムに対する期待が、漠然としたものから、かなり具体的になってきていることが、私のとっては非常に意義あるイベント参加であった。