ベトナム人の博打好きは、以前ワールドカップで賭けまくっていることを記述したが、実は外国人向けにハノイやホーチミン市にも、カジノは存在する。
以前カジノ好きのお客さんがいた際に、一度だけハノイホテルのカジノに行った。
ブラックジャックはすべて機械化されており、10分足らずで100USDをすった。
その後、ルーレットもやったが、結果は同じ。
スロットでやたらわめく韓国人、ルーレットでやたらとベットする韓国人が印象的だった。
ただ、これらのカジノはすべてホテル内にあるため、ベトナム人の利用は難しい。
では、ベトナム人はどうやってカジノに行くのか。
実は国境を越えたカンボジアに行くのである。
カンボジアには4つのカジノがあり、毎日ベトナム人が足しげくカジノに通っているらしいのである。
Lao Dong紙(6月9日)によると
「週末にはベトナムからの利用客が600〜700人に上り、そのほとんどがホーチミン市在住者。賭博目的の場合、所持金は平均100ドル程度であることが分かっている。カジノでは施設やホーチミン市内に「対外清算」サービス担当者や「借金保証人」を準備しており、負けが込んだ客に金を貸したり、ホーチミン市に戻ってから集金したりしている。市内で勝ち分を受け取れるようにもなっており、面倒な税関申告も不要だ。」
と、かなりシステマチックな体制をとっている。
最近は農家の男たちの間でカジノ通いが流行っており、家や土地、牛を担保に金を作り、負けて財産を処分するケースも珍しくないという。
どこも結末は一緒。
ただ、パチンコとかパチスロもビジネスとしてはありえるかも知れない。